Googleのスパムポリシー施行で変動発生!手動対策で下落したサイトの特徴とは?

先日、2024年5月5日にGoogleのスパムポリシー「サイト評判の不正使用」が施行されました。それに伴い、検索結果に大きな変動が発生しています。

今回は、5月7日以降に発生した変動の状況と、手動対策によって下落したサイトの特徴について詳しくお伝えします。

金融系キーワードで大幅な順位変動が発生

まず、金融系のキーワード1,643個の検索結果を調べたところ、5月7日以降に大幅な順位変動が確認されました。

具体的には、「クレジットカードおすすめ」「クレジットカードおすすめゴールド」「キャッシングネット」など、金融系のあらゆるキーワードで変動が発生。5月7日までは順位が安定していたサイトが、一気に順位を落としています。

中でも顕著だったのが、企業のコーポレートサイトのサブディレクトリを利用したアフィリエイトサイトです。これらのサイトは軒並み順位が大幅に下落しており、中にはほぼ圏外にまで落ちたサイトもありました。

サイト運営者はサーチコンソール上で「サイト評判の不正使用が疑われます」というアラートを受け取っています。つまり、Googleから手動ペナルティを受けて順位が下げられたということです。

興味深いのは、一旦下落したサイトの中には、URLを変更するだけで順位が一時的に回復したケースもあったことです。

事実、あるサブディレクトリ賃借型アフィリエイトサイトは、順位下落と同時にディレクトリ名を変更。わずか1日で一部のキーワード順位を回復させています。

とわいえ、この順位回復が長続きするとも言えません。遅かれ早かれ再度Googleにキャッチされ、ペナルティを課せられるでしょう。

巧妙に順位回復を試みるサイト運営者と、それを許さないGoogleの攻防戦が垣間見えます。

FXや格安SIM、ダイエットなど他のキーワードでも変動が続出

金融系だけでなく、他のキーワードでも同様の変動が起きています。

FX系のキーワード1,033個を調べたところ、5月7日以降に大きく順位が変動。特に、コーポレートサイトのサブディレクトリを利用したアフィリエイトサイトが大幅に順位を下げています。

変動前は、「FXおすすめ〇〇」「FX初心者〇〇」など、コンバージョン率が高そうなキーワードで1位や2位を独占していたサイトが、5月7日以降は47位や55位など、ほぼ圏外まで順位を落としました。

同じように、格安SIMやダイエット、脱毛、仮想通貨、ガジェット、看護師求人、ウォーターサーバーなど、様々な分野のキーワードで順位変動が確認されています。サイト評判の不正使用が疑われるサイトが多いジャンルほど、変動が大きい傾向にあります。

不正使用しているのに、順位が下がらないサイトとは?

Googleのスパム対策が強化される中、中には順位を維持しているサイトもあります。一見するとサイト評判の不正使用が明らかなのに、順位が下がっていないのはなぜなのでしょうか。

よく観察すると、巧妙に運営元を偽装している所もありました。

例えば、ファーストパーティのドメインを借りて、ファーストパーティの運営者名をそのまま使っているケース。あるいは、ファーストパーティのサイトデザインを真似て、そっくりなサイトを作っているケースなどです。

一見するとファーストパーティが運営しているように見えますが、実態はサードパーティのアフィリエイター。グレーな手法で順位を維持しているわけです。

とはいえ、Googleも負けてはいません。こうした巧妙に偽装されたサイトも、今後はどんどん発見されていくでしょう。Googleのスパム報告フォームから通報されれば、必ず再審査の対象になりうるでしょう。

正攻法のSEOがますます重要に

今回の一連の動きを見ると、Googleのスパム対策に対する本気度が伝わってきます。サイト評判の不正使用については以前から問題視されていましたが、ようやく本腰を入れて対策する段階に入ったということでしょう。

実際、サイト評判の不正利用が明らかなサイトは軒並み順位を落としています。3年前から指摘されていた問題に対し、Googleはかなり大胆な対策を打ち出したと言えます。

となれば、もはやサイト評判の不正利用に頼る時代は終わったと見るべきでしょう。これからのSEOは、ユーザーファーストの正攻法が何より求められます。

サイトの目的を明確にし、ユーザー視点でコンテンツを設計すること。本当に役立つ情報を適切に提供できているか、常に自問自答することが、より重要性を増すことでしょう。

※この文章は、YouTube動画をAIで書き起こし、記事化したものです。