SEOツール「RankReboot」の最新バージョンについてお話ししたいと思います。今回、3つの新機能をRankRebootに搭載し、リリースしました。
RankRebootとは
RankRebootは、コンテンツSEOの効果計測に特化した検索順位モニタリングツールです。
RankRebootの特徴は、ただ単にキーワードの順位を計測するだけでなく、ページ軸に計測する所にあります
コンテンツを用いたSEOの費用対効果を適切に追い評価するには、単にキーワードの順位を追うだけでなく、そのキーワードに紐づくページがどのようにランク付けされているかまで観測する必要があります。
一般的なSEO順位計測ツールでは、キーワードと検索順位のみを計測する傾向にあり、ページ軸とした検索順位パフォーマンスを計測する設計思想にはありません。これでは、どのページが集客に貢献し、逆にどのページが集客貢献していないのか一目で判断が付きません。
これらを解決すべく、RankRebootではページを軸に検索順位するようツール設計しました。
RankRebootの新機能
1. 情報の自動取得機能
RankRebootの新バージョンでは、ページタイトルの自動取得機能が加わりました。
これまでページタイトルを一つ一つ手動で入力する必要がありましたが、新機能を利用すると、URLを入力するだけで自動的にページタイトルがセットされます。
地味な機能ですが、時間の節約にもなるかと思い、今回機能として追加しました。
2. 観測キーワードの自動提案機能
観測キーワードの自動提案機能が追加されました。
追加したページで対策したいメインキーワードを入力すると、自動的に観測すべき副次キーワード候補が表示されます。
これら副次キーワードは、メインキーワードで上位順位を獲得しているページが獲得している他のキーワードです。
もしメインキーワードで上位表示ができない場合、副次ワードの順位も共に見ると良いでしょう。テールワードでさえ順位がついていない場合、コンテンツの質に問題があると想定されます。
また、副次ワードの順位はメインキーワードの予兆的役割も果たします。メインキーワードで順位が下落する前に、先んじてテールワードの副次ワードが変動し始める事があります。これら副次ワードの順位をモニタリングする事で、大事なメインキーワードの順位下落を予知する事が望めます。(※必ずしも全キーワードで予兆的変動を見せるわけではありません)
しかし、この副次ワードの抽出が地味に面倒でした。そこで今回の機能改善にて、副次ワードを自動的に抽出し、提案する機能を付け加えました。
メインキーワードは分かっているけれど、観測すべき副次ワードまで把握していない…という方にとっては便利な機能かと思います。
3. PNPの自動判別機能
最後に、PLP(Preferred Landing Page)の自動判別機能を追加しました。
PLPとは優先的ランディングページの事であり、キーワードに対してどのページをヒットさせるか定めたページの事を言います。
このPLPをサイト運営者側が定め、内部リンクを集約し、不要なカニバリ(重複)を排除する事で、サイト内資産を最大限活用した順位上昇を図る事が可能となります。
このPLPマネジメントを行うには、対策キーワードがどのページでヒットしているのかをモニタリングし、そのヒットURLが定めているPLPか否かを観測する必要があります。
今回搭載した新機能により、設定したPLPとは異なるページがヒットした際、検索順位が灰色で表示されます。
この灰色の順位をクリックすると、実際にヒットしているURLを確認できます。
対策キーワードの順位は付いているものの、指定したURLとは異なっているページがヒットしている場合、サイト内に同じトピックを扱っている別ページが存在し、そことカニバリが発生していたり、または評価が高い他ページが存在する事があります。
これらPLPで指定したURLとは異なるページが観測された際、サイト内のページ整理や対策キーワードの見直しを行うと良いでしょう。
最後に
以上が、RankReboot version 1.1の新機能になります。
まだ一部のユーザー様のみの公開とはなりますが、RankRebootを用いてコンテンツ施策の効果計測にお役立ていただければ幸いです。
※この文章は、YouTube動画をAIで書き起こし、要約したものです。