ChatGPTで効率化するSEO業務とは?Code Interpreterとサチコを使ったSEO活用

本ウェビナーでは、AIのChatGPTを用いてSEO業務の効率化について考察します。この重要なテーマは特に、編集者やSEOのWeb担当者、コンサルタントなど、SEO業務に関わるすべての人々にとって有益な知識を提供します。

具体的には、報告業務の効率化という観点から、日々のSEO業務の一部であるレポーティングや工程について説明します。その一方で、SEOの未来やその他の幅広いトピックについては、このウェビナーではカバーできません。

効率化の要となるのがChatGPTであり、それを使用してSEOレポーティングの作成に関して具体的な例を挙げます。それにより、どのページがアクセス増加・減少したか、また安定しているか等の情報を効率良く提供することが可能となります。

ChatGPTの新機能であるコード・インタープリター

この効率化を実現するためには、ChatGPTの新機能であるコード・インタープリタを使用します。これは、有料ユーザー向けに提供されており、特定のコードを書くことで、SEOレポーティングを一部自動化することが可能となります。

具体的には、アクセス解析データなどをCSV形式でアップロードし、それを解析することで、今月伸びた記事や落ちた記事などを把握することが可能です。特に落ちた記事に対しては、SEOによるリライトや回収といった対策が必要となります。

しかし、毎日エクセルを使って分析を行うのは手間がかかります。そこで、ChatGPTの新機能であるcode interpreterを活用することで、簡単にデータ分析を行うことが可能になります。

ここで大切なのは、適切なデータをどうやって収集するか、という点です。

記事別のアクセス数を取得するためには、サーチコンソールの検索パフォーマンスを利用すると良いです。そこから、どの記事がアクセス数で資産価値が減っているかなどの情報を取得できます。このようなデータを活用すれば、月間のアクセス状況を正確に把握し、適切な対策を練ることができます。

SEOにおいては、優れた記事とそうでない記事の共通点を見つけ出し、それを活用したり、問題点を改善することが大切です。具体的には、Googleサーチコンソールで直近1ヶ月間とその前の1ヶ月間のアクセス数を比較し、各記事のパフォーマンスを把握します。このデータは、エクスポート機能でCSVファイルとしてダウンロード可能です。

ただし、ダウンロードしたそのままのデータは使いづらい部分もあります。具体的には、同じ項目名で前月と当月のデータが表示されるため、どちらがどちらであるかが混乱しやすいです。そこで、前月と当月のデータを明確に識別できるように、事前にデータの下処理を行うことが推奨されます。

この下処理を行ったデータを、ChatGPTにアップロードして使用します。ただし、そのままアップロードすると文字化けする可能性があるため、適切なフォントの準備が必要です。この場合、Googleフォントが無料で利用でき、便利です。

以上の準備作業が終わった後、ChatGPTのコードインタープリタ画面で、レポート作成を行います。ここで、サーチコンソールのデータを送信し、条件に基づいたレポートを作成するように指示します。

まず、分析対象となるページを急増したページ、急減したページ、変化がほとんどないページの三つに分けて解析し、結果を一目でわかりやすいテーブル形式で示すことを提案しています。テーブルの要件としては、パーセンテージは小数点第1位まで表示し、パワーポイントのアスペクト比は4対3、配色には緑を使うなどの指示があるようです。

この分析結果はパワーポイントに貼り付けられ、表紙も含めた資料として出力されます。また、資料の改善点や評価については約200文字程度のテキストで述べることも可能でしょう。

これらの情報を共有することで、チーム内のディスカッションを促進し、更なる改善点を見つけるための議論のたたき台として活用されることが期待されています。

Googleコアアルゴリズムアップデートの影響を示したグラフ生成

さらに、この方法はWebサイトのアクセス数の分析など、他の業界でも応用できることが述べられています。具体的には、過去のWebサイトのアクセス数のデータとGoogleのアルゴリズムアップデートの日程を重ねたグラフを作成し、その結果を元にアクセス数の推移とGoogleのアップデートとの関連性を分析する例が挙げられています。このような方法により、詳細な分析結果を取得し、適切な対策を講じるための有用な情報を提供できます。

ウェブサイトのアクセス数が急に減少した際、過去のデータやGoogleのアルゴリズムアップデート履歴を参照して原因を探ることが可能です。特定のアップデート前後でアクセス数が落ちていれば、そのアップデートの影響も否定できません。これにより、何が問題で改善が必要か議論しやすくなります。

また、エクセルでグラフ化することで視覚的にデータを理解することも可能です。この手法を用いると、アクセス数とGoogleのアルゴリズムアップデートの関係性を見つけやすくなります。

まず、Googleサーチコンソールから1日単位のアクセス数データを取得します。最長で過去16ヶ月間のデータが取れます。次に、Googleの検索アルゴリズムのアップデートの一覧データを準備します。Googleの公式のサーチステータスダッシュボードからアルゴリズムの公開情報を確認できます。

これらのデータを元に、アクセス数とアルゴリズムアップデートを重ねたグラフを作成します。ただし、データの期間が長すぎると分析が難しくなるため、適切な期間を設定することが重要です。このプロセスを通じて、サイトのアクセス数が減少した原因を特定し、改善策を探ることができます。

Code interpreterとしてのChatGPTの能力を生かし、緻密なデータ解析を行い、業務改善を実現することが可能になりました。それは、Pythonコードやデータベースの操作をChatGPT上で実行できるようになった大きなアップデートでした。これにより、会議や報告の際にも有効活用できます。

被リンク獲得にもChatGPTを活用

また、リンクアーニングという施策についても触れています。これは、自身のウェブサイトを他のウェブサイトで紹介してもらうための営業活動のようなもので、SEO対策として非常に重要です。しかし、この作業は時間と手間がかかるため、海外のSEO規制を考慮した施策として主流になっています。

具体的なリンクアーニングの手順としては、まず自身のウェブサイトにリンクする理由がありそうなサイトを見つけ、そのサイトの連絡先を探し出して提案します。この作業を一手間省くために、ChatGPTの力を借りて独自の文章を作り出すことが可能です。

そして、我々の「GetKeyword」というツールも無料で公開しており、これにより自然なキーワード獲得が可能となります。このツールを使って自身のサイトのSEO対策を強化することが求められています。

ウェブサイトの成果を上げるためには、有益なコンテンツを作り、他サイトからのリンクを獲得することが重要です。ライバルサイトがリンクしているが、自分のサイトにはリンクしていないウェブサイトを特定するのが良い戦略となります。この戦略の一部として、ahrefsを用いて、ライバルサイトからリンクを獲得しているサイトを特定します。

また、それらのサイトに対しては自身のサイトが提供できるメリットを伝え、自身のサイトへのリンクをお願いすることも重要です。このプロセスは、広報や営業活動の一部とも考えられます。具体的なリンク方法や、どのように自身のサイトを紹介すれば良いかなどの提案をすることで、リンクを得る可能性が高まります。

提案先サイトごとに適切なメールを作成するためのChatGPTの活用です。そのために、まず、ChatGPTに具体的な指示を出すことが重要となります。指示とは、提案するサービスの概要や強み、また紹介するサイトのURL等を伝えることです。

次に、メールの宛先が人間であることを念頭に、失礼のない、訴求力のある文章を書くよう依頼します。また、どういったメリットがあるかを具体的に記述することが求められます。

ChatGPTの活用では、具体的な例を提示することも重要です。その具体的な例とは、タイトルや文章の説明などを含めた文例です。これによりChatGPTは人間と同様に、提出者の意図を理解し、適切なメールを作成します。

ChatGPTをうまく機能させるためには、一部のプラグインの導入が必要となります。このプラグインを使用すると、提案したい先のリンクを設定し、そのサイトのページ内容を読み込むことができます。

しかし、ChatGPTが生成したメール内容が正確かどうかは、最終的には人間が確認する必要があります。そのため、ChatGPTのみに頼らず、適切なチェック体制を維持することが求められます。

Googleのガイドラインに従い、金銭でリンクを購入する行為は避けましょう。これを行うと、最悪の場合、SEOのアクセスが毀損する可能性があります。あくまでリンクは自然な形で提示し、法令やガイドラインに準ずる形で施策を行いましょう。

SEO業務の効率化には用途開発が必要

ChatGPTは非常に有用で、記事構成案の生成や記事のアクセス解析などの各工程を効率化します。しかし、ChatGPTはその汎用性が高いため、個々の作業や要件に適応するためには適切なフロントエンド構築や工程設計が重要であり、これらの手間を省くことが真の効率化へとつながります。

例えば、私たちの作業では、すべての工程を洗い出し、AIを活用して抽象化し、それを具体的に構築することで効率化を実現しています。その結果、ChatGPTとExcelデータを組み合わせた手動作業を高度に自動化し、それをSaaS化して提供することが可能となりました。

しかし、これらの自動化がすべてを解決するわけではなく、あくまで工程の一部であり、真の効率化は各業務工程を完全に用途別に合わせて開発・仕組み化することで実現します。この視点は、SEOなどを行っている皆さんにも共通するもので、それぞれの業務独自の課題に応える解決策を設計することが求められます。

※この文章は、YouTube動画をAIで書き起こし、要約したものです。