【続報】Googleアルゴリズムアップデート 2024年3月9日時点

今回は2024年3月9日時点でのGoogleアルゴリズムアップデートの続報をお伝えします。

先日、3月6日にロールアウトされた「コアアルゴリズムアップデートとスパムアップデート」に関する続報です。

アップデート後の変動状況

まず、アップデート後の変動状況について見ていきましょう。

リリース当日の3月6日はほとんど変動がなく、いつもとは異なる状況でした。しかし、2日後の3月8日から徐々に変動が発生し始めています。

では、具体的なキーワード領域で見ていきましょう。

格安SIM領域

格安SIMキーワードでは、特定のサイトで大きな変動が見られました。

とあるサイトでは、アップデート前は91位や24位といった順位でしたが、ここ数日で一気に3位や6位まで上昇しています。明らかにアップデートの影響を受けて、順位が大きく変動したサイトがあるようです。

まだ特定のサイトには限定されるものの、アルゴリズムアップデート以降、大きく上下するサイトがありました。

脱毛領域

脱毛系キーワードでは、多少の変動はあるものの、大きな変動はまだ見られていません。

特定のサイトで急激な順位の変化が見られましたが、これはアップデートが原因というよりも、そのサイト特有の要因である可能性が高いです。

以上のように、一部サイトではアップデート後に変動は見られたものの、アップデートらしい「検索全体が大変動」という状態にはまだ無いようです。(3月9日時点)

インデックス削除の騒動

次に、インデックス削除の騒動についてお話しします。

アルゴリズムアップデートのリリースと同時に、複数のサイトでインデックスが突然削除されるという事態が発生しました。

なお、Googleは、低品質でオリジナルでないコンテンツの約40%を削除すると発表しています。

削除されたサイトの特徴を見ると、AIで生成された低品質な記事が大量に公開され、なおかつ広告が乱立しているようなサイトが多いようです。

いわゆる「AIを使ったMFAサイト」とも呼ばれる、アドセンス収入のためだけに作られたようなサイトが狙い撃ちされた形です。

実際に削除されたサイトを確認してみると、確かにGoogleの検索結果からは完全に姿を消しています。

しかし、興味深いのは、これらのサイトが数日前まではかなりの検索流入を獲得していたという点です。アップデートのリリースと同時に、一気にインデックスごと削除されてしまったのです。

ただし、このインデックス削除がアルゴリズムによる自動的な対応なのか、それとも手動の対策なのかについては、情報が錯綜していました。

これについてGoogleは公式にツイートで見解を示しており、今回の一斉削除は手動アクションであり、アルゴリズムのアップデートとは関連しないと明言しています。

とはいえ、スパムポリシーの更新とアルゴリズムアップデートのタイミングが同じであることを考えると、何らかの関連性はあるのではないでしょうか。Googleのスパム対策への強い意志が感じられる出来事だったと言えます。

中古ドメイン対策の影響

今回のアップデートでは、中古ドメインを使ったスパム対策も予告されていました。

「●●闇金」や「●●現金化」といったややアングラなキーワード領域では、中古ドメインが濫用されやすい傾向にあります。

実際に、とある昨年11月に取得されたドメインが、わずか数ヶ月で大量の検索流入を獲得している事例も確認されました。

301リダイレクトを駆使した巧妙なブラックハットSEO手法により、短期間で上位表示を実現していたのです。

しかし、現時点ではこうした中古ドメインサイトの劇的な順位変動は見られていないようです。

実際に、この中古ドメインによって短期的に上昇したサイトの順位を確認したところ、アップデート前と後でほとんど動いていない事が分かります。

3月9日の時点で、依然として上位をキープしているケースが多く、まだアップデートの影響は限定的と見られる状況にありました。

まとめ

以上、3月9日時点でのGoogleアルゴリズムアップデートの状況をまとめてみました。現時点での変動は緩やかではありますが、一部のサイトでは動きが発生し始めています。

特に、AIを使った低品質コンテンツの大量生成に対するGoogleの姿勢は明確です。今後はこうした手法の効果が薄れていくことは間違いありません。一方で、中古ドメイン対策については、まだ顕著な影響は見られていないようです。

ただし、今回のアップデートは1ヶ月かけて進行するとのことなので、油断は禁物です。引き続き注視が必要だと言えるでしょう。

※この文章は、YouTube動画をAIで書き起こし、記事化したものです。