【SEOおたく取材】なぜLANYは伸びた?竹内社長が明かす「専門性」と「顧客への価値提供」の本質

株式会社LANYの急成長と注目の背景
SEOコンサルティング業界で確かな実績を積み上げ、近年目覚ましい成長を遂げている株式会社LANY。その躍進を支える独自の戦略や企業哲学は、多くのビジネスパーソンの注目を集めています。
今回は、同社を率いる代表取締役・竹内社長をお招きし、株式会社LANYの「今」と「未来」を形作るさまざまな取り組みについて、詳しくお話を伺いました。
AIライティングサービスの品質管理
LANY社がリリースしたAIライティングサービス。同社が年間2,000本もの記事作成実績を背景に満を持してリリースしたサービスとの事。このサービスでは、どのように品質を担保しているのでしょうか。
お話によると、専門チーム(ライター、ディレクター、社内コンテンツディレクター)、案件ごとの適切な人材配置、標準化された作業フローとマニュアル、そして現場の最新知見を反映させるPDCAサイクルにより、高品質を維持しているとの事でした。この手法や体制にも迫ります。
AIと人の役割分担の考え方
AI導入の価値は、単なる効率化やコスト削減にとどまりません。「AIに任せることで、人間は分析・改善提案・戦略立案といった、より高度で創造的な業務に集中できる点が重要だ」と竹内社長は語ります。
AIが内部リンク案などを補助することはあっても、最終的な判断や調整は人間が担うべきだという線引きも明確との事でした。
創業当初の成長要因と今後の営業戦略
株式会社LANYが急成長を遂げている理由にも迫ります。
興味深いことに、創業当初は営業経験を持つメンバーがいなかったにもかかわらず、「SEOに詳しい専門家層からの深い支持」が成長の起点となったそうです。
質の高い情報発信が自然な口コミを生み、事業拡大につながりました。今後は、これまでリーチできていなかった層にも価値を届けるべく、営業活動にも注力していく方針との事でした。
「インダストリーカット」戦略による専門性の追求
その成長をさらに加速させる中核が、独自の「インダストリーカット」戦略です。これはSEOという軸に加え、「業界」という縦軸で専門性を深掘りするアプローチです。竹内社長はご自身の経験から、「ドメイン知識がなければ本質的な価値提供は難しい」と実感し、この戦略を推進しているとのこと。
業界特有の課題や商習慣への深い理解を武器に、価値提供を強化し、クロスセルやアップセルにもつなげていきたいと語ります。この戦略に基づき、組織体制を業界別ユニットへ再編し、採用ではソリューション知識偏重から業界経験者重視へと方針転換を図っているそうです。
AI時代のコンサルタントに求められる力
AI時代におけるコンサルタントの価値についても話は及びました。竹内社長は、技術的知識以上に「ビジネス全体を理解し、何を実行すべきか判断する力」、そして「多様な関係者を巻き込み、計画を実行に移す力」が、今後さらに人間の重要な役割になると述べます。
事業会社出身者が多い同社ならではの強みとして、顧客企業の組織課題や現場の状況を深く理解し、現実的で実行可能な提案ができる点を挙げていました。
クリーンなSEO方針と長期的視点
さらに、短期的な成果につながりやすいとしても、グレーやブラックなSEO施策には一切手を出さないという、クリーンな事業運営への強いこだわりも印象的でした。
長期的視点で顧客のサービスやプロダクトの価値向上に真摯に向き合う姿勢を貫いているとのことです。
IPOへの展望と今後の目標
最後に、IPO(株式公開)への展望についても伺いました。
ミッション達成に必要な成長スピードの実現、共に働く仲間と大きな目標を成し遂げたいという想い、そして社会的信頼性を高めるための管理体制の構築を理由に、IPOを目指しているとのこと。具体的な目標として、今後3年以内の実現を見据えていると語ってくださいました。
LANYの取り組みから学ぶヒント
株式会社LANYの先進的な取り組みや経営戦略、AI時代の働き方、Webマーケティングの未来に関心のある方にとって、非常に示唆に富む内容となっています。
動画本編では、ここで触れた各テーマについて、竹内社長の熱意あふれる、より詳しいお話をご覧いただけます。ぜひ最後までご視聴ください。
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・取材日:2025年3月10日
・取材者:SEO研究チャンネル平、今泉