自分のサイトに設置されている被リンクを把握し、改善したいと考えているサイト管理者の方もいるのではないでしょうか?
被リンクは、今なお検索順位のランキング要因として大きな比重を占めています。良質な被リンクを集めることで、検索順位の上昇も見込め、さらなる集客数の増加も期待できます。
この記事では、被リンクの調査方法から被リンクの質の見極め方を解説していきます。
実際に被リンクを調査する方法
被リンクを調査する方法はいくつかありますが、今回は下記2点を紹介します。
- Google Search Consoleで調べる方法
- ahrefsで調べる方法
Google Search Consoleで調べる方法
では、まずはGoogle Search Consoleを活用し、被リンクを調べる方法を紹介します。
調査する手順は下記の通りです。
手順① Search Consoleにログインする
手順② 左のメニュー内にある「リンク」を選択する
手順③ 外部リンクの項目にある「上位のリンクされているページ」の詳細を選択する
以上の手順で、被リンクが設置されている件数順に、サイト内のページが表示されます。それぞれの項目からは下記のことが確認可能です。
参照リンク | 被リンクの数のこと |
---|---|
リンクしているサイト | 被リンクのドメイン数のこと |
次に、下記の手順で、被リンク元のサイトの情報を調べられます。
手順① 上記で記載した手順の①と②を行う
手順② 外部リンクの項目にある「上位のリンク元サイト」の詳細を選択する
すると結果画面が表示されます。結果画面からは、下記の情報を確認することが可能です。
サイト | 被リンク元サイトのドメイン情報 |
---|---|
リンクしているページ | 被リンク元サイトから何本被リンクが設置されているか |
ターゲットページ | リンク元サイトからリンク設置されているページはいくつあるか |
最後に、Search Consoleでは被リンクのアンカーテキストも確認できます。手順は下記の通りです。
手順① 上記同様手順①と②を行う
手順② 外部リンクの項目にある上位のリンク元テキストを選択する。
以上の手順で、アンカーテキストを確認することができます。
ただSearch Consoleでは、どのサイトから設置されている被リンクのアンカーテキストなのか、確認ができません。そのため、アンカーテキストから怪しい被リンクを発見することは難しいと言えます。
そのため、アンカーテキストから被リンクの情報も調査する場合は、下記で紹介するahrefsを使用し調査を行いましょう。
ahrefsで調べる方法
ahrefsは自社サイトだけではなく、他社のサイトの情報も分析できる有料SEOツールです。
分析できる情報の1つとして、被リンクの調査ができます。
下記の手順で、調査を行いましょう。
手順① ahrefsにログインし、検索窓から調査したいサイトのURLを入力する
調査するサイトのURLを入力する際、下記の4つの条件で絞り込めます。
- 完全一致URL:入力したURLでのみ調査をする
- 部分一致:入力したURLとその下層ページを含め調査をする
- ドメイン/:ドメイン内にある全てのページ(サブドメインは除く)で調査をする
- .domain/:サブドメインを含めた全てのページで調査をする
手順② 左のメニュー内にある「被リンク」を選択する
以上の手順で、調査したいサイトに設置されている被リンクの情報を確認できます。ahrefsで確認できる項目は下記の通りです。
- 被リンクサイトのタイトルとURL
- Ahres独自の基準で選定したドメインパワー(100点満点でスコア化されている)
- 被リンクサイトの推定PV数
- 被リンク元のページに設置されている被リンク数
など、さまざまな情報をahrefsで調べることが可能です。
ただし、ahrefsはGoogleによるツールではありません。あくまでもahrefs社が独自に集計および算出したデータであり、Googleの検索順位と関係は無いと考えるのが望ましいでしょう。
正確に被リンクを調べるには
ここまで被リンクを調べる方法を紹介しましたが、正確に被リンクを調べ、分析に役立てるには1つ注意点があります。それは「被リンクの総数を意識しすぎない」ということです。
Googleのジョン・ミューラー氏は、「English Google SEO office-hours from February 19, 2021」で被リンクについて下記のように言及しています。
質問:ユニークな被リンクのドメイン数と被リンクの総数、どちらが重要ですか?
回答:私たちのシステムでは、そのような差別化はしていないと思います。ですから、私の観点では、被リンクの総数やドメインの総数には注目しない方がいいと思っています。
そして、私たちはウェブサイトにとって何が適切なのか、これらの個々のリンクをどの程度重視すべきなのかを理解しようとします。その気になれば、何百万ものサイトに何百万ものリンクを貼ることができるのですから、総数はまったく問題ではありません。
あるいは、あるウェブサイトからとても良いリンクが張られていた場合、私たちはこのウェブサイトを関連性のあるものとして扱うべきという、とても重要なサインになるかもしれません。だから、本来は総数なんて全く関係ないんです。
このことから分かることは、被リンクの総数はGoogleの評価に関係がなく、被リンク元サイトと被リンクサイトの関連性が重要ということです。
例えば、AとBのサイトがある場合、両サイトは下記の特徴を要していたと仮定します。
- Aサイト:人工被リンクを大量に設置している(被リンクサイトの品質はあまりよくなく、ジャンルも合っていない)
- Bサイト:Bサイトと同ジャンルの被リンクが数本設置されている(被リンクの中にはそのジャンル内で有名なサイトもある)
このようなサイトがある場合、どちらのサイトをGoogleは評価するのでしょうか?上記のジョン・ミューラー氏の発言からだと、現在のSEOではAサイトよりも、Bサイトの方が評価されると考えられます。
そのため、被リンクを調べる際は、総数だけを確認するのではなく、どのようなサイトから被リンク設置されているかも確認しましょう。
被リンク調査で確認するべき点
では、実際に被リンクの調査をする際、何を確認すればいいのでしょうか?
確認するべき点を解説していきます。
被リンクの質
上記でも紹介した通り、Googleは被リンクの質を評価対象としている可能性があります。そのため、被リンク調査をする際は、必ず被リンク元サイトの質も確認しましょう。
被リンクの質を確認する際は、下記の点を意識し調査してみてください。
- 被リンク元サイトはindexされているか
- 被リンク元サイトに検索流入はあるか
被リンクの質には、被リンク元サイト自体の品質が関係します。被リンク元サイトの品質が最低基準を上回っているか確認するべく、被リンク元ページ単体(もしくはサイト全体)のインデックス有無を参考にします。
もし、被リンク元ページがGoogleからインデックスされない場合、そのページ自体の品質が低くGoogleからインデックスを拒否されている可能性も考えられます。(※単にインデックス登録が遅れている場合もあるので注意)
特に作為的に作られた人工リンク(PBN等)はインデックスを外されているケースも珍しく有りません。(大半は、インデックスから削除され、手動対策ペナルティを受けている)
index登録されていることが確認できれば、次に被リンク元サイト自体に検索流入があるかも確認しましょう。
検索流入のあるサイトの場合、Googleからの評価を獲得しており、一部キーワードで上位表示している可能性が高いでしょう。
このことからも、被リンクサイトの質を調査する際には、被リンク元サイトの検索流入数も調べます。
被リンク元ページの検索流入数を調査するには、ahrefsを利用しましょう。
結果画面上の「ページ流入」の数字が被リンクサイト元サイトの検索流入数にあたります。
ただ、この手法ではサイト全体の流入数を同時に確認する事はできません。あくまでも、被リンク元ページ単体のみの流入数を確認する事にとどまります。
そのため、リンク元サイト全体での検索流入数を確認したい場合は、ahrefsの画面上部にある検索窓にドメインを入力し調査しましょう。
被リンク元サイトと自分のサイトに関連性があるか
リンク元サイトと自社サイトの関連性も被リンクを調査する際に確認しましょう。
SEOの効果を得やすい被リンクは、人工リンクよりもユーザーから自然に貼られた被リンク(ナチュラルリンク)だと考えられます。
ユーザーが自然とリンクを貼るケースとしては、被リンク先サイトの内容を他のユーザーにも勧めたい、もしくは、被リンク先サイトの情報を引用した、というケースが一般的です。
そのため、被リンク元サイトのページとリンク先サイトのページには関連性があることが自然と考えられます。関連性の確認をするために下記の点を確認しましょう。
- 同じテーマで作成されたページかどうか
- 同じジャンルを取り扱っているサイトかどうか
どちらかに該当する場合は、自然な被リンクである可能性が高いと考えられます。
出来る限り上位化する可能性を上げるためにも、関連性のない低品質な被リンクを見つけた場合は、リンクの否認などを行い対策をしておくことをおすすめします。
被リンクの数はどれだけあればいい?目安はある?
では、本当に被リンクの総数はSEO上重要ではないのでしょうか?
下記の表はビッグキーワードとロングテールキーワードで実際に上位化しているサイトの被リンク総数です。
▼検索ボリューム10000以上のビッグワードの場合
Google検索順位 | 被リンク数 |
---|---|
1位 | 554,425 |
2位 | 14,910 |
3位 | 25,229,457 |
4位 | 18,759 |
5位 | 5,888,232 |
6位 | 12,263 |
7位 | 11,261 |
8位 | 5,386 |
9位 | 41,962 |
10位 | 4,049 |
▼検索ボリューム500以下のロングテールキーワードの場合
Google検索順位 | 被リンク数 |
---|---|
1位 | 554,425 |
2位 | 1,272,943 |
3位 | 3,580 |
4位 | 2,657 |
5位 | 508 |
6位 | 11,261 |
7位 | 64,042 |
8位 | 1,128,245 |
9位 | 9,505 |
10位 | 220,008 |
※データ出典:ahrefs
上記の結果からも分かる通り、被リンクの総数と検索順位は比例していません。
ビッグキーワードの場合、2位と3位で被リンク数に大きな差があり、さらには2位のサイトの方がリンク数が少ない結果でした。
また、ロングテールキーワードでは、上位サイトの多くが3,000件以上の被リンクを獲得しているのに対し、被リンク数500件ほどのサイトが5位に位置しています。
これら結果からも、被リンク総量と検索順位に強い相関関係は確認できませんでした。
ただし、上位サイトの多くは、一定の被リンクは獲得している傾向にあります。検索順位と強い相関は確認できませんでしたが、コンテンツの質が高いWebページほど、他サイトから紹介される傾向にあり、結果的に被リンク獲得数も多い傾向にあります。
そう考えると、検索順位の上位化を目指すには、結果的に多くの被リンクを獲得できるコンテンツの作成やサイト運営を行っていくことが求められると言えるでしょう。
被リンクの獲得数を増やす方法は、本記事の後半で解説します。
質の低い被リンクが見つかった時の対処法
では、低品質と考えられる被リンクを発見した場合、どうすればいいのでしょうか?ここからは、質の低い被リンクを見つけた際の対処方法について解説します。
そもそも「質の低い被リンク」とは?
質の低い被リンクには様々な種類がありますが、主に下記の項目に当てはまる被リンクは質が低い可能性があります。
- 人が書いたとは思えないスパムページ(サイト)からの被リンク
- 長らくインデックス登録されず、また登録される見込みが無いサイトからの被リンク
- 自然検索流入がほとんどないサイトからの被リンク
- 被リンク元サイトとリンク先のサイトとの間に関係性がない被リンク
これらの項目に該当する被リンクを発見した際は、下記で紹介する手順に沿ってリンクの否認を行いましょう。
リンク元サイトの管理者にリンク解除の依頼をする
一般的な方法ではありませんが、被リンク元サイトの管理者に連絡し、被リンクを解除してほしい旨を伝えると対応してもらえるかもしれません。
そのため、低品質な被リンクを発見した場合は、お問い合わせフォームなどから直接連絡してみましょう。
しかし、スパムリンクなどの悪質サイトだった場合、管理者と連絡が付かないケースも珍しくありません。
その場合は、下記の方法で被リンクの否認をしましょう。
リンクを否認する
Googleが提供している「リンク否認ツール」を使用しリンクを削除できます。
手順は下記のとおりです。
手順① リンクを否認するサイトのURLをまとめたテキストファイルを作成する
まずは、否認するリンクをまとめたファイルを作成します。
ファイルは「テキストファイル」で作成してください。
記載方法ですが、ページ単位で否認する方法と、ドメイン単位で否認する方法があります。
ページ単位で否認する場合は、ページのURLをテキストファイルに記載します。
ドメイン単位で否認する場合は、「domain:ドメイン名」という構成で記述しましょう。
下記に記載例を掲載していますので、参考にしてください。
▼記載例
【特定のページを否認する場合の書き方】
https://exampla.com/blog/aaaaaa
https://exampla.com/blog/bbbbbb
https://exampla.com/blog/cccccc
【ドメインを否認する場合の書き方】
domain:exampla.com
手順② 作成したテキストファイルをリンク否認ツールにアップロードする
ファイルを作成した後は、下記のリンク否認ツールにアップロードしましょう。
▼リンク否認ツール
https://search.google.com/search-console/disavow-links
注意点として、リンク否認ツールを使用する場合は、Search Consoleでプロパティの設定をしている必要があります。
そのため、まだSearch Consoleを導入していない方は、まず先にSearch Consoleを導入しましょう。
では、アップロードの仕方は下記の通りです。
1、プロパティの選択から対象のサイトを選ぶ
2、「否認リストをアップロード」を選択する
3、「否認されています」と表示されれば完了
被リンクを調査できるツール11選
ここからは実際に被リンク調査に活用できるツールを紹介します。
無料ツール
まずは無料で利用できる被リンク調査ツールを紹介します。
出典:https://search.google.com/search-console/about
上記でも紹介している通り、Google Search Consoleで被リンクの調査ができます。
また、被リンクの調査だけでなく、下記の項目も調査することが可能です。
- サイトの掲載順位の確認
- サイトに問題点がないかチェック
- index状況の確認
- Google検索のトラフィックデータ
など
無料で利用できるツールにもかかわらず、さまざまな情報を取得できます。
Google公式のツールでもあるため、サイトを運営する際には必ず導入しておきたいツールの1つと言えるでしょう。
▼Google Search Console
https://search.google.com/search-console/about
出典:https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/
UbersuggestはSEO対策をしている方には有名なツールです。
主に関連キーワードの調査に活用している方が多い印象ですが、被リンクの調査も可能です。
確認できる項目としては、下記の項目が挙げられます。
- 被リンク元サイトのドメイン数
- 設置されている被リンク総数
- 被リンクが設置された時期
- アンカーテキスト
- 被リンク元サイトのドメインスコア
- スパムリンクの可能性
など
Ubersuggestは被リンクだけではなく、キーワード調査などSEOに重要な情報を多く調査できるツールです。
無料でも使用可能ですが、1日3回までしか使用できません。
調査可能回数は少ないため、頻繁に使用したい方は有料プランの契約が必要です。
▼Ubersuggest
https://app.neilpatel.com/ja/dashboard
出典:https://www.link-assistant.com/seo-spyglass/free-backlink-checker-tool.html
Free backlink checker and analysis toolも無料で被リンク調査ができるツールです。
下記の項目の確認ができます。
- 被リンク総数
- 被リンク数の推移状況
- nofollowの被リンク数
- アンカーテキスト
など
使用するにはアカウント登録が必要ですが、獲得した被リンク数と失った被リンク数の比較もできる便利なツールです。
興味のある方は活用してみて下さい。
▼Free backlink checker and analysis tool
https://www.link-assistant.com/seo-spyglass/free-backlink-checker-tool.html
有料ツール
次に有料で利用できる被リンク調査ツールを紹介します。
被リンク調査ツールの中でも認知度の高い「Majestic」。
被リンクに関するさまざまな情報を得られるツールです。
確認できる情報は以下の通り。
- 被リンク総数
- ドメインパワー
- アンカーテキスト
- 被リンクの品質
- 被リンクサイトのIPアドレス数
など
Majesticは被リンクの状況をグラフで確認できます。
そのため、現在設置されている被リンクの情報を一瞬で把握することができ、競合他社のデータとも比較が可能です。
また、有料ツールではありますが、無料でも利用できます。
制限はかかってしまいますが、ダッシュボードに表示されている情報を一部確認することが可能です。
さらには、実際に確認できる情報を事前に知っておきたい方のために、デモサイトも用意されています。
デモサイトの調査のみであれば、無料アカウントでも全ての結果画面の確認が可能です。
登録前に、一度使用感を味わいたい方は、デモサイトの調査をしてみましょう。
プラン | 料金 |
---|---|
LITE | 月額$49.99 |
PRO | 月額$99.99 |
API | 月額$399.99 |
▼Majestic
https://ja.majestic.com/
ahrefsはSEO調査に必要な多くの情報を調査できます。
調査できる項目の内の1つが被リンクの情報で、下記の項目の調査が可能です。
- 被リンク総数
- 被リンクサイトのドメイン評価
- 被リンクサイトの検索流入数
- アンカーテキスト
など
ahrefsは被リンク以外にも、検索流入数や検索順位等の調査も可能です。
そのため、被リンク元サイトにどれだけ検索流入者がいるのかや、Googleに評価されているページはどれだけあるのか、などといった点も調査できます。
常に一定の検索流入があるサイトからの被リンクは、質が高い可能性があるため、被リンクの品質のチェックをしやすい点がおすすめです。
プラン | 料金 |
---|---|
Lite | 月額$99 |
Standard | 月額$199 |
Advanced | 月額$399 |
Enterprise | 月額$999 |
▼ahrefs
https://ahrefs.jp/
SEOkicksはドイツの企業が開発したツールで、被リンクの調査が可能です。
ただ、現在は日本語対応しておらず、ドイツ語と英語のみでしか使用できない点に注意してください。
調査できる項目は下記の通りです。
- 被リンク総数
- 被リンクサイトのIPアドレス
- アンカーテキスト
- Nofollowの被リンク数
など
本ツールの最大の特徴はAPIが公開されている点です。
自社でツールを開発している企業にとっては、このAPIを使用することで自社ツールに組み込めます。
活用するためには有料プランを契約する必要がありますが、APIを活用したい方にはおすすめのツールです。
プラン | 料金 |
---|---|
small | 月額9.90ユーロ |
standard | 月額29.90ユーロ |
large | 月額99.90ユーロ |
ultimate | 月額499.90ユーロ |
▼SEOkicks
https://en.seokicks.de/
Mangoolsは、被リンクの調査だけではなく、SEOの調査に必要な情報を幅広く調査できるツールです。
確認できる被リンクの情報は下記のとおりです。
- 被リンク総数
- 自社サイトのスコア
- IPアドレス数
- アンカーテキスト
- 被リンクサイトのスコア
など
Mangoolsは、被リンクの他にも自社サイトのアクセス状況や、検索流入キーワードを確認できます。
また検索順位の確認などもできるため、本ツールだけでもSEOの調査を充分にできるでしょう。
無料のトライアル期間も10日間あるため、興味のある方は一度利用してみてはいかがでしょうか?
プラン | 料金 |
---|---|
Mangools Basic | 月額$29.90 |
Mangools Premium | 月額$39.90 |
Mangools Agency | 月額$79.90 |
▼Mangools
https://linkminer.com/
cognitiveSEOも被リンクの調査が可能です。
また、それだけではなくキーワードの調査や、検索順位の計測も行えます。
本ツールで確認できる被リンクの情報は下記の通りです。
- 被リンク総数
- 獲得した被リンク数と失った被リンク数
- 不自然な被リンクがないか
- 被リンク数の推移状況
など
cognitiveSEOでは、不自然な被リンクが設置されていないか調査が可能です。
結果画面もグラフ化されており、結果を把握しやすい仕様となっています。
また、被リンクの獲得や喪失をメールで受信できるため、常にサイト状況を把握したい方にはおすすめのツールと言えるでしょう。
7日間の無料トライアル期間もあるため、試用期間として利用することも可能です。
プラン | 料金 |
---|---|
Starter | 月額$129.99 |
Premium | 月額$199 |
Elite | 月額$499 |
▼cognitiveSEO
https://cognitiveseo.com/backlinkanalysis/#
出典:https://moz.com/link-explorer
Link ExplorerはSEOで有名なMOZ社が提供しているツールで、「Open Site Explorer」の後継ツールです。
登録することで、貼られている被リンクを調査できます。
確認できる項目は下記の通りです。
- 被リンク総数
- ドメインパワー
- 影響が大きい被リンクの確認
- アンカーテキスト
など
ただ、Link Explorerで得られるデータはMOZ社が独自に収集しているデータに基づいた調査結果のため、あくまでも参考値という認識で使用しましょう。
プラン | 料金 |
---|---|
STANDARD | 月額$99 |
MEDIUM | 月額$179 |
LARGE | 月額$299 |
PREMIUM | 月額$599 |
▼Link Explorer
https://moz.com/link-explorer
出典:https://monitorbacklinks.com/
Monitor Backlinksも被リンクの調査や検索順位の計測などが行える万能ツールです。
本ツールで確認できる被リンクの情報は下記のとおり。
- 被リンク総数
- 最近獲得した被リンク数
- アンカーテキスト
- nofollowが設置されている被リンク数
など
Monitor Backlinksは、ダッシュボード内で被リンクの総数やページ表示速度など、SEO調査に必要な情報をまとめて確認できます。
また、被リンクの調査だけではなく、検索順位の計測や、競合サイトの調査、検索流入数の計測なども確認可能です。
本ツールも30日間の無料トライアル期間があるため、気になる方は利用してみて下さい。
プラン | 料金 |
---|---|
Start | 月額$25 |
Plus | 月額$47.40 |
Professional | 月額89.91 |
▼Monitor Backlinks
https://monitorbacklinks.com/
Semrushは日本語対応しているツールで、さまざまな日本の企業も導入しているツールです。
調査できることも被リンクだけでなく、広告の計測やSNSの計測が可能な万能ツールです。
本ツールで確認できる被リンクの情報は下記のとおり。
- 被リンク総数
- アンカーテキスト
- ページのスコア
- 被リンクの品質
など
Semrushは、競合サイトと自社サイトの被リンク情報を、グラフなどを使用し簡単に比較できます。
また、悪質な被リンクもスコアが表示されているため、簡単に発見することができ、否認ファイルもツール内で作成可能です。
本ツールも14日間の無料トライアル期間があるため、一度導入を検討してみてはいかがでしょうか?
プラン | 料金 |
---|---|
Proプラン | 月額$119.95 |
Guruプラン | 月額$229.95 |
Businessプラン | 月額$449.95 |
▼Semrush
https://semrush.jp/
被リンクを増やすためにできること
ここまで被リンクの調査方法などについて解説しました。
しかし、SEOの評価を高めていくためには、価値の高い被リンクを獲得していかなければいけません。
ここからは、被リンクを増やすためにできることを紹介していきます。
ユーザーの検索意図を満たしたコンテンツを作成する
ユーザーが知りたいと考えている情報が記載されたコンテンツを作成しなければ、被リンクは増えません。
ユーザーは必ず何か解決したい悩みを持ってGoogleなどで検索しています。
そのため、自分が求めている答えが記載されていないサイトには、滞在すらしないでしょう。
そのようなサイトを、他者に紹介したいために被リンクを設置することも考えられません。
そのため、まずはユーザーが本当に満足するコンテンツを作成することが重要です。
ユーザーが満足するコンテンツを作成するには、ユーザーのニーズを把握しましょう。
ニーズには、
- 顕在ニーズ:ユーザーが認識している悩み
- 潜在ニーズ:ユーザーがまだ気づいていない悩み
の2種類があります。
理想と言えるコンテンツは両方のニーズを満たしたコンテンツです。
そのため、ニーズ調査をする際は、実際に上位表示を狙っているキーワードで検索をし、競合サイトを調査するだけでなく、サジェストキーワードや再検索キーワードも調査し、ユーザーニーズを把握しましょう。
被リンク設置を依頼する
他社サイトの管理者などに連絡をし、リンク設置を依頼することも有効な手段です。
サイトを立ち上げたばかりの状況だと、まだ検索結果画面に表示されているページも少なく、サイトへの検索流入数は多くありません。
そのため、被リンクの設置を待つだけでは、思うように集まらないというのが現状でしょう。そういった場合は、積極的に営業活動を行いリンク設置の依頼をすることが効果的です。
快く快諾してくれるケースは稀ですが、相互リンクを依頼することで了承してくれる場合もあるでしょう。
ただ、その際は、必ず自分のサイトと同様のジャンルやテーマを取り扱っているサイトに提案をしてください。
まずは、Webサイトのお問い合わせからでもいいので、提案してみましょう。
まとめ
本記事の内容を、簡単にまとめます
- 被リンクを調査する際は品質も確認する
- 品質調査をする際は、自社サイトと被リンクサイトとの関連性も調べる
- 被リンク総数に目安はないが、被リンク数を増やせるようなサイト運営を心がける
- 質の低い被リンクを見つけたら否認する
- 被リンクを増やすためにはユーザーが満足するコンテンツを作成することが重要
- 一次情報を発信し続けることで、被リンクを増やせる可能性もある
被リンクは今でもSEOの評価に関わる重要な指標となります。
しかし、一昔前とは違い、量よりも品質が重要です。
できるだけ良質な被リンクを確保できるよう、ユーザーが満足するコンテンツを作り続けましょう。