共起語とは?SEOへの効果と使い方・無料ツールでの調べ方

共起語とは、特定のキーワードと共に使われる頻度の多い単語を指します。

「共起語を入れるとSEOの効果がある」と過去に言われていましたが、現在は「直接的なSEO効果は無い」という論調が一般的です。

しかし、共起語を活用してコンテンツを作成することにより、ユーザーの検索意図を十分に満たすことにつながり、その結果として検索順位上昇の効果が期待できます。

今回の記事では、共起語を効率よく正確に調べる方法だけでなく、共起語を適切に用いてコンテンツを作成する方法についても解説します。

共起語とは

共起語とは、特定のキーワードと共に出現する単語を指します。

キーワードが「共起語」の場合は、「キーワード」「検索」「Google」「ツール」などが共起語として挙げられます。

他のキーワードの例として、「自動車保険」「iPhone」に関しても、それぞれの共起語を表にまとめました。

キーワード共起語
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このように、キーワードに対して共起語は関連性のある単語である場合が多いため、ユーザーの検索意図を知るうえで役立ちます。

共起語のSEO効果

「共起語を詰め込めば検索順位が上がる」と以前は言われていましたが、現在ではこのような直接的なSEO効果は見込めません。

ただし、共起語を豊富に含んだコンテンツは、専門的で詳しく解説された内容であるケースが多いため、間接的なSEO効果を期待することができます。

重要な点は「共起語は、ユーザーの検索意図を満たすコンテンツを作成するための手段である」ということです。共起語をコンテンツ内に散りばめることが目的ではありません。

コンテンツ作成の際に共起語を用いるメリットは、ユーザーの検索意図を満たしたコンテンツを作成する手がかりになるという点です。

共起語を用いることで検索ニーズを十分に満たしたコンテンツが作成され、ユーザーの満足度が上がった結果として、検索エンジンからの評価も高まり、結果として検索順位の上昇に繋がります。

また、共起語を豊富に含んだコンテンツは情報の網羅性が高いため、他のサイトに移動することなく検索行動を終わらせることができるという点も、検索エンジンの評価を高めるためには重要なポイントです。

このように、共起語を用いてコンテンツを作成することで、検索意図を満たしたコンテンツを作成することができるため、その結果として検索順位の上昇へとつなげることができます。

共起語とサジェストキーワードとの違い

共起語には、コンテンツ作成のヒントとなる情報が含まれています。一方、サジェストキーワードには、ユーザーの検索意図が端的に表れているという点が異なります。

サジェストキーワードとは、メインのキーワードを検索窓に入力すると自動的に表示されるキーワードです。検索回数が多いものや類似性が高いものが、検索窓にサジェストキーワードとして表示されます。

一方、共起語は、メインのキーワードと一緒に検索されないキーワードも含んでいます。

キーワードの例を挙げると、サジェストキーワードにも表示される共起語もあれば、表示されない共起語もあります。

キーワードサジェストにも表示される共起語サジェストには表示されない共起語
共起語ツール、無料、使い方

※サジェストでは「共起語 ツール」「共起語 無料」「共起語 使い方」と表示される。
例文、効果

※検索窓に「共起語」と入力しても表示されない

共起語と関連語の違い

共に特定のキーワードに関連するものですが、共起語は関連語のように検索意図を明確に表していないという点が異なります。

関連語とは、検索画面下部に表示される、ユーザーが検索したキーワードに関連するワードを指します。「他のキーワード」と検索画面下部に表示されます。

また、関連語はGoogleのアルゴリズムによって表示されます。過去に検索したキーワードやWeb上の行動履歴により、表示される内容が変化するという特徴があります。

共起語の中でも、関連キーワードに表示される単語もあれば、表示されない単語もあります。関連キーワードの表示例は、以下の表のとおりです。

キーワード関連キーワードに表示される共起語関連キーワードに表示されない共起語
共起語無しキーワード、検索、Google、ツール、無料、使い方、例文、関連、効果
自動車保険ランキング、比較、見積もり事故、補償、型式、ダイレクト、割引
iPhone無しGB、Pro、レビュー、モバイル、シリーズ、mini、価格、楽天、動画、カメラ

共起語とLSIワードとの違い

共起語もLSIワードも、メインのキーワードに関連する単語です。LSIワードは、関連語と同じように検索意図を明確に表しています。一方、共起語はLSIワードのように明確に検索意図を表していないという点が、両者の違いです。

LSIキーワードとは、検索画面下に表示される「他のキーワード」と、検索結果からリンク先へ遷移し戻るボタンをクリックして検索結果に戻った際に表示される「他の人はこちらも検索」と表示されるキーワードの両方を指します。

LSIキーワードは、関連語と同様にGoogleのアルゴリズムによって自動的に表示されます。サジェストキーワードとは異なり、メインのキーワードを含まない単語の組み合わせもLSIキーワードとして表示されるという点が特徴です。

共起語の調べ方

共起語の調べ方は、検索エンジンを用いる方法と、共起語分析ツールを用いる方法の2つがあります。

共起語は、専用のツールを使用しなくても、特定のキーワードで検索し検索上位のサイトを分析することで抽出することができます。

ただし、この手法は分析者の経験や知識が必要である点には注意が必要です。経験が浅い人が分析を行った場合は、分析に時間がかかるだけでなく、共起語を見落とすリスクもあります。

一方、ツールを用いて調査する場合は、検索エンジンを用いて人間の目で調査する方法よりも、短時間で漏れなく共起語を抽出することができます。

これらの共起語の調べ方について解説します。

検索エンジンを用いて共起語を調べる

検索エンジンを用いて共起語を調べる方法に関して説明します。

まずは、検索エンジンで共起語を調査したいキーワードの検索を行います。そして、検索結果に表示される頻度の高い単語を調べます。

「共起語」で検索した場合、「SEO」「効果」「使い方」「キーワード」「ツール」「抽出」といった単語の出現頻度が高いため、これらの単語は共起語であると判断できます。

このように検索結果から抽出した共起語を手がかりに、メインのキーワードを検索するユーザーがどのような検索意図を持ち検索したのかという内容まで把握することができます。

共起語で把握できた情報をコンテンツに盛り込むことで、ユーザーの検索ニーズを満たすコンテンツを作成すると良いでしょう。

共起語分析ツールを用いて調べる

共起語は、分析ツールを用いて調べることもできます。

共起語分析ツールを使用するメリットは、簡単に見逃すことなく共起語を抽出することができるという点です。

検索エンジンを用いて共起語を調べることも可能ですが、手間がかかるだけでなく共起語を見落としてしまうというリスクもあります。

共起語分析ツールを用いれば、調査したいキーワードを入力するだけで上位サイトのコンテンツを分析し、共起語を誰でも簡単に抽出することができます。

無料で使える共起語ツール

共起語を調べるツールは数多く存在しており、無料で使用できるものが多いという特徴があります。

共起語分析ツールとしてよく利用されている以下のものに関して、それぞれの特徴を説明します。

  • 共起語検索(Neo Inspiration)
  • 共起語調査(サクラサクラボ)
  • 共起語取得ツール(ラッコキーワード)
  • Keywordmap(CINC)

共起語検索(Neo Inspiration)

共起語検索は、シンプルで使い勝手の良い、無料の共起語調査ツールです。会員登録不要で利用できるため、気軽に使用することができます。

Googleの上位30サイトを対象に分析を行い、共起語を抽出しています。調査したいキーワードを検索窓に入力するだけで、共起語が表示されます。

共起語が出現する回数が多い順に表示されるだけでなく、出現回数も表示されるため、それぞれの共起語の出現頻度の違いがわかりやすいという特徴があります。

共起語調査(サクラサクラボ)

共起語調査は、機能が充実した、無料の共起語調査ツールです。利用するためにはメールアドレスの登録が必要である点には注意してください。

Googleだけでなく、Yahooのデータも用いて共起語の抽出を行っています。調査したいキーワードを入力すると、出現回数が多い順に共起語が表示されます。

さらに、共起語調査は、一度に複数のキーワードを調査できるだけでなく、共起語のデータをCSVでダウンロードすることができるという特徴があります。

共起語取得ツール(ラッコキーワード)

共起語取得ツールは、共起語の分析機能が充実している、無料の共起語調査ツールです。無料プランであれば1日15回まで、共起語を抽出することができます。

Googleの検索結果の上位20サイトを対象に、共起語を抽出しています。調査したいキーワードを入力するだけで、共起語が表示されます。

共起語取得ツールは、共起語の出現回数がわかるだけでなく、タイトルや見出しの中での出現回数まで表示されます。

さらに、上位20サイトそれぞれの共起語の出現数も表示されるため、上位サイトがどの程度共起語を使用しているのか分析することができます。

Keywordmap

Keywordmapは、上位サイト分析、競合ドメイン調査、競合獲得ワードなどを調査することができるSEOツールです。Keywordmapの機能の一つとして、共起語の分析、抽出機能があります。

Keywordmapは、有料ツールということもあり、他の無料ツールよりも機能が以下のように充実しています。

  • 本文箇所からのみ共起語を抽出
  • メインキーワードへの重要度が高い順に表示
  • 共起語の抜け漏れチェック

共起語の分析を行い、自社コンテンツから抜けていた共起語があった場合は、Keywordmapの別の機能「ワードマップ」を用いることで、ユーザーの検索意図がわかりやすく表示されるため、加筆する内容を構成案に反映しやすいというメリットがあります。

共起語の使い方

共起語を使用するにあたって「作成するコンテンツに不足した情報がないか、確認するために用いる」という点に注意してください。

共起語を入れたからといって検索順位が上がる訳ではないため、ユーザーが不自然に感じるような共起語の詰め込みは行わないことが重要です。

不足した情報が無いか共起語で確認する

検索順位を上げるためには、検索キーワードが含んでいる様々なニーズを満たしたコンテンツを作成する必要があります。

そのため、共起語を手がかりにして作成するコンテンツに足りない情報を探すことで、検索意図を十分に満たしたコンテンツを作成するよう心がけましょう。

不自然に共起語を詰め込まない

共起語を入れれば検索順位が上がるという効果は無いため、共起語を入れることを目的としてはいけません。

ユーザーが不自然に感じるような共起語の詰め込みは、読みづらいだけでなく、テーマが明確でないわかりにくいコンテンツになるというデメリットもあります。

まとめ

共起語とは、特定のキーワードと共に出現する単語を指します。

今回の記事では共起語の定義だけでなく、共起語を効率よく正確に調べる方法や、共起語を適切に用いてコンテンツを作成する方法について解説を行いました。

「共起語を詰め込めば検索順位が上がる」というのは誤りです。共起語を用いて不足した情報が無いか確認するという使用方法をおすすめします。

共起語分析ツールを利用すれば、効率よく漏れなく共起語を抽出することができます。共起語を手がかりにユーザーの検索意図を満たしたコンテンツを作成することで、結果として検索順位の上昇が期待できるでしょう。